畔豆(あぜまめ)大豆のこと 

田圃の畔のそばに、田植えから3週目、6月24日の一粒万倍日に大豆の種まきしました。

*「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味。 一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、に吉であるとされます。
*6/24は 一粒万倍日+大安+新月 という、種まきにはとても良い日でした!


種まきから6週目。ようやく田圃の稲とおなじくらいの高さに成長してきました!

師匠曰く、「大豆もいい具合に元気に育っているね!」 とのことです。。。祝


今日は、少しその大豆のことを紹介しますね。

畔豆(あぜまめ)って聞いたことがありますか?? 田んぼの畔に植える大豆のことです。昔は、畔に、大豆もしくは小豆を植えて、収穫をしたらお祭りで振舞ったり、正月のお餅などと一緒に食べるきな粉やあんこになったり。換金作物として、田圃の横で育てられていました。

今ではあまり見かけませんが、今回チャレンジしてみました!畔の上ではなく、畔から20cmほど離し(田圃と大豆の間も歩けるように)大豆を一箇所2粒ずつ、3段ある田圃の奥の部分に、一列に蒔きました。鳥よけの糸もしっかりと。。。

一週間でここまで芽吹く力強さ!


この大豆、「津久井在来大豆」といって、相模湖のおとなり津久井・千木良で作られている大豆で、煮豆や味噌加工の素材として地元に根ざして栽培されてきたものです。

昨年知り合った相模湖の農家さんより、譲っていただきました。この大豆はもともと、彼女の師匠さんが無肥料無農薬で15年育ててきたものを、彼女が受け継ぎ、今回またその大豆をここ大月でも、受け継がせてもらいました。出会いがなければ手に入れることができなかった貴重な大豆です。

大豆があれば、さまざまなものに加工することができます。味噌、醤油、豆腐・・・日本の発酵の文化のもとともいえる大豆。この大豆を使って稲刈りのあとの冬には、みなで味噌作りをするのが、ひそかな目標です!もちろん、少しだけ9月の終わり頃になりますが枝豆も楽しみです・・・。


今日は、その大豆のまわりの草刈りをしました。程よい水分があるのか、畑に同じ時期に、蒔いたものよりもしっかりと根を張り元気です。。。汗がしたたるなか、大豆の影になりながら、もくもくと草を刈り、休憩がてら、歩いて田圃の水加減を見る。その繰り返しが、なんとも静かで、豊かな時間でもありました。田圃の水管理を毎日してくれている川原さんのお気持ち、週末数時間だけでは、わからない田圃の表情も少しわかった気がします。


曇り予報は見事に裏切られ、晴天の夏の空が印象的な大月の青空。

暦の上では、大暑をすぎ、8/7は立秋です・・・いよいよ涼しくなる?!


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