米ぬかまき

土用干しのあとに、2度目の米ぬかをまきます!

なぜ、米ぬかをまくのか?

・米ぬかの油分が水面に膜をはり、光が遮られて、草が増えるのを防ぐ。

・籾が出来、籾の集合体である穂が出てくる、出穂(しゅっすい)前に、

 ちゃんと穂に栄養が吸収されるように。

根っこ上のところでは、すでに穂ができつつあるのです。


昨晩、恵みの雨が降ってくれたおかげで、すべての田圃が満水になりました!

いよいよ、米ぬかをまきます。

1番上から、水をかけ流すかたちで、水を入れるところへ米ぬかを入れていきます。

どうしても、田圃のまんなかあたりは、米ぬかが行きわたらないので、田圃に入って、

米ぬかをまきます。風の方向を読みながら・・・米ぬかまみれになりながら 笑

水面に、米ぬかがゆき渡りました。

ところどころで、成虫になったばかりのトンボがいたり、ヤゴがいたりしたのでその方たちを

避けながら・・・

よくよく観察しながら、米ぬかを3段の田圃に対して米ぬか3袋・30キロを入れました。


無事終えました!

ここから、出穂、花が咲くまで、水はそのまま、掛け流さずにおきます。

稲の一生の中で穂の出る10~15日前が最も大切な時期なのだそうです。。。

水は満水の状態にしておくこと、かけ流す事をせず、

水を安定させて温度を一定に保てるようにすること。

水の管理は本当に大変なのだと思います。


水源の水。澄んだきれいな水です。棚田では、山からの湧き水を使っています。

ここがふさがらないように、今日は少し除草をしたり、水路を整備しました。このような、地道な水みちの管理は、なかなか表立って見えることではありませんが、とても大切なことですね。


さてこれからまた、出穂と花が咲く、楽しみな時期となります。

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大月エコの里 棚田プロジェクト日記

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